西国の大名が参勤交代で江戸へ向かうとき、
海路からの上陸港として賑わったのがここ室津です。
宿場町にはひとつの本陣が原則のところ、
室津では幕府の許可を得て六軒の本陣が認められていました。
天然の良港に加え多くの人々を受け入れる風格にも満ちた「室津」は、
今も歴史のまちとしての顔を魅力いっぱいに覗かせています。
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万葉集にある唐荷島
室津港から南へ、岬の道を行くと岬の先端、藻振鼻に出ます。
そこから見える3つの島が唐荷島。その昔、唐船が難破し、その積荷が流れ着いたという。
手前から、地の唐荷、中の唐荷、沖の唐荷という。万葉集には辛荷島と出ています。
井原西鶴は「遊女の発祥地」と記す
西鶴の処女作「好色一代男」(1862)、主人公・世の介が色道修行の行脚に出かけ、室津を訪れた場面に「本朝遊女のはじまり、江州の朝妻、播州の室津より事起こりて、いま国々になりぬ」とあります。
つまり、日本の遊女は朝妻と室津からはじまって全国に広がった、というのです。
室津と遊女。そういえば室津の遊女のリーダーであった室君が建立したという「五ヶ精舎」があり、そのうち現存するのは見性寺の一寺ですが、ここには古来より多くの文人が訪れたとか。
西鶴の「お夏清十郎」の清十郎は室津の人
西鶴の『好色五人女』は、お夏、おせん、おさん、八百屋お七、おまんの五人の女の「命をかけた恋」を描いた実話素材の代表作。
室津の造り酒屋の息子・清十郎は、わけあって姫路本町の米問屋但馬屋に奉公にでますが、いつしかそこの主人の妹・お夏と恋仲に。しかし、その恋は許されず、二人は駆け落ちをして捕らえられ、清十郎は盗みの濡れ衣で処刑され、お夏は発狂して町をさまよい歩くという悲劇に。室津に、清十郎生家跡の碑があります。
ちなみに、刑死したものの墓が禁じられていたのですが、誰となく「せめてあの世で」と二つの石を並べて祀ったのがはじめといわれる「お夏清十郎の比翼墓」が、姫路城の北の慶雲寺にあります。
唐荷島
室津沖の辛荷島を通ったときの歌

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たつの市立室津民俗館
室津は江戸時代に一番の栄華を迎えます。参勤交代で西国からの大名のほとんどが船で室津に到着し、ここから陸路江戸へ向かいました。 室津は海と陸の接点、宿場町として栄えたのです。
江戸時代に名字帯刀を許され、姫路藩の御用達をつとめた、豪商「魚屋」(豊野屋)を修復してできた民俗館。兵庫住宅百選の一つ(昭和62年選定)。室津の歴史や民俗関連の資料を展示。
・所在地 /〒671-1332兵庫県たつの市御津町室津306
・開館時間/9:30~17:00、入館は16:30迄
・休館日/月曜(祝日を除く)、祝日の翌日(土・日・祝日を除く)、年末年始・毎月末
室津民俗館
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室乃津祭
室津の新鮮な魚介類の直売、マグロの解体ショー、海鮮汁・本場中国水餃子の試食会、遊覧船乗船体験などお楽しみイベントが満載!!歴史的な町並みで有名な平清盛ゆかりの地「室津」をぜひ訪れてみませんか!
●11月ごろ開催
<内容(例)>
・賀茂神社参籠所では、お茶席を開催
・新鮮な魚や野菜の直売
・マグロの解体ショー及び直売
・海鮮汁や本場中国水餃子の試食会
・遊覧船に乗船し、海から室津を探訪(有料)
・小学生以下を対象とした魚のつかみどり
・地元有名食事処の食事券や新鮮な魚介類の当たるスピードくじ など
賀茂神社


















